LED照明は明るく照らすだけでなく様々なところで役立っている


省エネとして活用されるようになった照明技術

暗いところを明るく照らすのが照明ですが、1990年代後半から導入がすすめられたのが「LED」です。LEDは発光ダイオードと呼ばれる光源に、直接電気を送ることで光を発する照明器具になります。これまでの照明は、フィラメントと呼ばれる金属繊維に電気を流すことで高温に達したときに点灯する白熱電球が主流だったのです。金属繊維に電気を流すだけなので大量生産がしやすかったことから利用された照明でしたが、高温の熱を常に浴び続けるため半年から1年間までが使用期限になります。その点LEDは電気を送ることで発光する形なので、白熱電球と違って1年から3年までと使用期間が長いことがメリットです。そして少量の電気を流すだけで点灯するので、長期間使う際に省エネにつながるのも普及した理由になります。

食糧事情の改善に役に立つ

これまでのLED照明は暗い場所を照らすために使われてきたのですが、それ以外にも様々な場所で活用されてきています。その活用方法の一つが、LEDに紫外線などの光線を発するように工夫することで農業に活用するようにしたことです。地球環境の変動によって、野外での栽培が難しくなっています。そこで環境に影響されない室内栽培の需要が増えており、その際にLEDを使うことで野菜に成長するための光合成ができる環境づくりに利用されています。実際に栄養剤とLEDを活用した室内栽培は、余分な農薬を使わなくても栽培ができることから新鮮で安全な野菜ができると活用する農家が増えているのです。

LEDライトパネルは、別名で導光板とも言われます。表示面が光っているポスターフレームのことを指し、ショッピングモールや展示会なと様々な場所で使われています。